本日は元宵節
です。春節や中秋節といった他の節句と比べて、ややキャラの薄いイベント(注:俺調べ)ですが、簡単にまとめるとこういうことだそうです。
- 新年(旧暦)最初の満月の日
- 旧正月期間の締めくくりの日
- 湯圓を食べます
- 提灯を飾ります
- 中國情人節(Chinese Valentine's Day)の別名あり
かつて女性が自由に夜間外出できなかった時代、この日は男女とも朝まで歩き回ることが許されたため、人々は天下御免で夜のデートを楽しんだらしい
今は昔ほど意識されなくなりましたが、元々日本でも1月15日を「小正月」として、松の内の締めくくりとするしきたりがあります。地方によっては、小豆粥を食べたりどんど焼きをやったりしてますね。
一年以上コロナで行動を制限され、起伏のないツルッツルな日々を送っていると、何ともいえない倦怠、停滞のムードに襲われるときがあります。
地球の公転とか、農業生産上の理由、集団生活の維持といった実利的な目的があったのはもちろんですが、放っとくとすぐ倦んだり飽きたりサボったりしがちな人間の本性を、節目節目のイベントで糠床をかき回すようにリフレッシュするような狙いも、きっとあったのでしょう。
伝統とか、しきたりとか、昔は鬱陶しくてしょうがなかった時期もありましたが、最近、昔の人の工夫や知恵の蓄積は侮れんなあ、と実感することがちょくちょくあったりします。
0コメント