大酒飲みの華麗なる転身
久々に泥酔し、帰りに道を歩いてる途中で生垣の上に大ゴケした。
朝目が覚めるとひどい頭痛に宿酔。ここまではお約束だが、今回はそれにコケた際の尻の痛みがエキストラで追加されている。それも、結構本気で痛い。
そのせいか、毎回判で押したように繰り返す自己嫌悪も更にグレードアップしている感じだ。
反省したいのだけど、頭の中が濁っててどう反省していいかもわからなくなった。
で、反省の代わりと言っては失礼かもしれないが、この本を読んでみた。
30年間1日も欠かさず酒を飲み続けてきた作者が、酒を止めるための心の持ち方と、酒を絶った後に現れた変化について綴っている。この連載の脱稿段階で、すでに4年近く一切飲んでないそうだ。
作者は、禁酒のメリットとして以下の4点を挙げる。
①ダイエット効果
②睡眠の質の向上
③経済的な利得
④脳髄のええ感じによる仕事の捗り
どれも身につまされるものばかりだが、特に④が刺さった。飲み過ぎ翌日のダメ人間ぶり、何もアウトプットを出せないまま過ぎていく時間の虚しさに、ほとほと嫌気が差し始めていたところだったからだ。
軟弱な僕には、残念ながら完全に酒を絶つまでの覚悟はまだない。
でもそろそろ、しらふでいる時間をガッツリ確保しないと、あとでえらいことになるんじゃないかと、ちょい真剣に考えた。
最近、お酒絡みで嫌なことがあった人、自分の飲酒習慣に疑問を感じ始めた人に是非一読をおすすめしたい。
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